補修保全事業
社会インフラの長寿命化に貢献
関東を中心に、首都高速道路の補修や、歩道橋の新設・補修を行っています。高度成長期以降に整備された橋梁について、建設から50年以上経過する割合が今後高くなります。全国の道路橋に関しては、2018年の25%から、2033年には63%に増加する見込みです(国土交通省「インフラ長寿命化とデータ利活用に向けた取組」より)。当社は、首都高速道路のき裂補修については、全国でも早い10年以上前から橋梁の補修をしており、これまでに補修してきた実績は、5000件以上に上ります。
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鋼橋補修工事のプロ集団
橋梁の寿命は50年といわれますが、安全性を維持し続けるためには、補修保全が欠かせません。通行車両の過重や長年の使用によりき裂などの損傷が現れ、最悪の場合、落橋の原因になりかねません。
当社は、橋梁製作メーカーとして蓄積された技術を、橋梁の耐久性向上による長寿化のために注いでいます。
主な施工内容
当社では、鋼橋及び標識柱等鋼構造物の補修・補強工事について、次のとおり幅広く事業を展開しております。
- ①鋼桁のき裂補修及び当て板補強、腐食部材の取替
- ②鋼製橋脚隅角部き裂補修及び当て板補強
- ③耐震性向上工事
- ・支承取替工
- ・落橋防止装置工
- ・変位制限工
- ④HTB取替工
- ⑤床版の補修及び補強,取替工事
- ⑥標識柱の補修・補強工事
- ⑦鋼橋緊急対応工事
臨機応変な対応が不可欠な作業
橋梁の補修を行うのは、高度な技術と経験を必要とする作業です。現場ごとに状況を適切に判断しながら作業するのため、手間と時間がかかります。
現場に入ってみて初めてわかる情報もあり、常に臨機応変な対応が要求されます。橋梁のインフラ機能を止めることなく作業を行うので、頭上に車が走っている中で作業をするので、常に緊張感と隣り合わせの作業となります。
効率的かつ柔軟な対応
当社の強みは、これまでに5000件以上の鋼橋の疲労き裂補修工事に携わった経験と実績です。そして、幅広い依頼に迅速に対応し、その信頼を勝ち取っています。
内製化による効率化
建設業界においては、元請け業者と下請け業者が重層化する構造が問題視されることがあります。当社では、全社的に必要以上のアウトソーシングを抑えて、シームレスな生産計画と人員配置による内製化を実現させています。
補修保全事業部においては、通常外注することが多い非破壊検査を自社でも行える環境を整え、必要に応じて第三者機関への受検と併用しています。そのため、非破壊試験技術者資格試験の受験を推奨しており、資格保有者が複数名常駐しています。スピーディーに検査から工事まで進めるため、必要以上に工期が長引くことはありません。常に効率的な業務フローを作っています。
緊急時にも機動的に対応
近年、自然災害が増加しており、インフラにも多大な影響を及ぼしています。当社では大雪や大雨、台風などの緊急対応にも迅速に駆けつけています。
また、過去には大きな災害や事故の緊急対応もあり、2008年、首都高速道路で走行中のタンクローリーが横転した大事故では、速やかに補修をしました。都市機能を止めずに支えた事で、メンテナンス会社より感謝状を頂きました。
決して起きてはならない甚大な二次被害を避けるために、最善の行動をとっています。これからも住民の当たり前の安全を守り続けるために、社会インフラの補修保全を続けてまいります。
補修保全施工実績
東南海地震発生が予測される中、当社は中日本高速道路(株)桑名保全・サービスセンター、国土交通省中部地方整備局 他11の官公庁と災害支援協定を締結しています。